【合否の分かれ目】土地家屋調査士試験の過去問選び

お役立ち情報

試験勉強と言えば過去問が欠かせません。学校入試の赤本など馴染み深い方もいらっしゃると思います。土地家屋調査士試験も学校の入試同様、過去問の学習濃度が合否に大きく関わります。
また過去問選びも重要です。自分の勉強スタイルと過去問の相性によって学習に掛かる時間や難易度は大きく変化するでしょう。

今回、様々な勉強スタイルにマッチする様に各ジャンルの過去問を厳選します。

土地家屋調査士試験の過去問はどこで入手できる?

法務省の公式サイトにて無料で過去5年分(平成29〜令和)を入手できます。
以下のリンクからアクセス出来ます。

法務省:土地家屋調査士試験

※問題と解答は別々にダウンロードする必要があるのでそれぞれ解説します。

過去問のダウンロード方法

ページ内の「令和◯年度土地家屋調査士試験」→「令和◯年度土地家屋調査士試験問題」の順にクリックしてください。
最後に表示された「午前の部」「午後の部」をクリックすると当該年度の問題をダウンロードできます。
またこのページから白紙の答案用紙もダウンロード可能です。実際に印刷して試験のイメージトレーニングに活用することもできます。

解答のダウンロード方法

「令和◯年度土地家屋調査士試験」→「令和◯年度土地家屋調査士試験筆記試験(多肢択一式問題)正解」にアクセスすることで解答のPDFを入手できます。

法務省提供の過去問について無料という点は大きなメリットです。しかし、問題と解答しか記載が無く学習に重要な「解説」や「解き方」の記載は一切ありません。
ある程度学習を進めた上で試験の予行練習として活用する分には役立ちますが、初歩レベルからのスタートなら、市販の解説付き過去問が入り口としては無難でしょう

解説付き過去問は他の書籍と同様アマゾンなどのオンラインショッピングや書店で購入できます。

おすすめの過去問5選

「土地家屋調査士」は国家資格ということもあって解説付き過去問も充実しています。その中で評価の高い5選を紹介します。

土地家屋調査士 記述式過去問 令和4年度版

土地家屋調査士試験の講座を開設している「日建学院」が出版している最新版です。
この過去問の特徴は知識理論に偏りがちな参考書の中で、記述式問題における文章力向上の工夫がなされていることです。
記述式問題の力をつけたい方、普段の文章表現が苦手な方には一度検討をおすすめしたい一冊です。

土地家屋調査士 択一式過去問 令和4年度版

同じく「日建学院」の出版です。記述式の問題と比較して対策が疎かになりがちな択一式問題を分析した一冊です。
ケアレスミスを抑えたい、基礎を固めたい方の選択肢に上がると思います。

土地家屋調査士 過去問セレクト(午後の部・択一) 改訂第5版

土地家屋調査士試験に特化した「土地家屋調査士受験研究会」の出版です。
この研究会は過去問以外に、土地家屋調査士試験に関連した参考書を出版しているので、この過去問を使いやすいと感じた方は一度確認してみるのもいいかも知れません。

鉄則!土地家屋調査士 内堀式択一過去問徹底理解塾〈Vol.1/2〉

法律系資格予備校の草分け的存在である東京法経学院の過去問です。著者である内堀氏は「内堀式最短合格法」と呼ばれる短期合格のノウハウを実践しています。本書のコンセプトも「苦労をせずにハイレベルな過去問を理解する。」と謳われており、予備校の授業内容をそのまま再現した書籍と言えます。

予備校の授業スタイルが好きな方、自身の勉強法に行き詰まった方は目を通してみてください。

令和3年度 土地家屋調査士本試験問題と詳細解説

同じく東京法経学院の過去問です。上述した「内堀式」と異なる点は問題のカバー範囲です。
「内堀式」は様々な年度から学習に適した問題を選抜しています。逆に今回紹介する過去問は令和3年分に範囲を絞ることで理論面を深掘りしています。
内堀式が「広く浅く」であれば、この書籍は「狭く深く」と言えます。
既に「勉強スタイル」を確立した方が理論面の研究に足を踏み出す時、一助となる過去問と言えるでしょう。

土地家屋調査士試験の過去問を解くメリット

土地家屋調査士以外の試験にも言えることですが、過去問のメリットは反復演習による出題傾向の研究と時間配分の割り振りを可能にする点です。

また、実際の試験において緊張を抑えるためにも、試験の流れを体感することは重要です。

過去問で学習を始める時期

土地家屋調査士試験を通過する為には一般的に平均1000時間必要と言われています。
仮に一年間で修了すると一日当たり約2時間30分の勉強時間が必要です。
勉強時間に余裕のある方で1年半、多忙な方はさらにゆとりを持って学習を開始したいところです。

自分の相性にマッチする過去問を反復することで勉強時間を短縮することも出来ます。
学習を始める前に逆算してみてください。

こちらの記事では土地家屋調査士の試験合格に必要な勉強時間について詳しく解説しています。気になる方はぜひご覧ください。
土地家屋調査士の試験合格に必要な勉強時間は?予備校のメリットも解説

土地家屋調査士試験の過去問は何年分やるべきか

一般的に過去問は最低5年10年分出来れば安心だと言われています。

また反復学習は正確な記憶の定着に必須です。そのためにも3週は繰り返したいところです。

こちらの記事では口述試験について解説しています。試験の流れや合格するポイント、服装や持ち物について紹介していますので、あわせてぜひご覧ください。
土地家屋調査士試験の口述試験とは?勉強方法や問題内容を詳しく解説

土地家屋調査士試験合格を目指すなら過去問は必須!

何事も効率的な学習には実用的な参考書が必須です。
まずは自分の学習スタイルに適した過去問を見つけましょう。もちろん多種多様な過去問の中から選ぶのは大変です。しかし自分の学習にマッチした参考書を探す過程は勉強になります。また過去問は何度も反復学習するうちに自分だけの参考書に出来上がります。

自分だけの参考書を手に程よい緊張感を保ちながら試験に臨みましょう。

当サイトでは、「土地家屋調査士の資格取得予備校・通信講座おすすめ人気ランキング」を紹介しています。土地家屋調査士を目指している方は、サイトをチェックしてみてください。

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