土地調査家屋士試験の民法攻略法!どう勉強すればいいかを紹介

お役立ち情報

土地調査家屋士の試験において、民法の勉強方法で悩んでいませんか。
民法は覚えることが多いので、攻略に時間がかかるもの。
しかし、面倒だからといって後回しにしていては、痛い思いをするかもしれません。

そのため、本記事では土地調査家屋士試験における、民法をどのように攻略するかを解説していきます。

また、民法の攻略に重点を置いた、おすすめのテキスト教材や過去問集も紹介します。
民法にまだ手をつけていない方や、どのように勉強をするか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

土地調査家屋士試験の民法は重要?

土地調査家屋士試験において、民法は重要なポイントです。
なぜなら、民法が出題される択一式試験は、足切りがあるため。
択一式試験の足切りを潜り抜けなければ、次の試験へ進むことはできません。
そのためには捨てて良い問題はありません。

それでは、どのようにして民法を攻略していけばよいのでしょうか?

民法で点を取るのは難しい

土地調査家屋士試験の民法で点を取ることは難しい、といわれています。
民法が含まれる択一式試験の問題は、全部で20問。
20問の内訳は、民法が3問、不動産登記法等16問、調査士法1問となっています。

民法が試験に登場したのは、平成16年からなので、過去問の蓄積が少ないことが攻略を阻む理由です。
また、設問をしっかりと理解した上で、情報を整理しなければ、解答できません。

しかし、点数を取ることが難しいのは、試験を受ける全員が同じこと。
そのため、しっかりと勉強をして3問とも正解すれば、それだけで足切りを抜けられる可能性が高まります。

土地調査家屋士試験の民法勉強法

それでは具体的に、土地調査家屋士の民法は、どのように勉強していけばよいのでしょうか?
具体的な勉強法を解説していきます。

試験問題は図示して解こう

民法の試験問題には、関係者が複数登場します。
そのため、頭の中だけで理解しようとすると、返って混乱してしまうことも。
混乱しないためにも、しっかりと登場人物の関係性を図示して解いてください。

土地調査家屋士試験は、問題の量に対して、試験時間が短いため、スピーディーに解答していくことが求められます。
登場人物の関係性がわからなくなり、設問を最初から読み直すことになると、大幅なタイムロスとなってしまいます。

過去問から出題傾向をチェック

土地調査家屋士試験に出題される民法は、比較的歴史が浅いため、過去問の蓄積は多くありません。
そのため、他の試験に比べると過去問から学べることは限定的かもしれません。
それでも、試験勉強において、過去問を解くことは重要です。

何度も過去問を解いておくことで、民法の出題傾向が解ってくるからです。
また、実際に出題される問題の雰囲気を知っておくことも重要です。
さらに、過去問を解くことで、重点的に勉強をしていくべき分野もわかってきます。
過去問は、試験勉強の王道です。
ぜひ、繰り返し挑戦してください。

こちらの記事では、土地家屋調査士試験の過去問を解くと身につくスキルや勉強方法を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
土地家屋調査士試験の過去問を解くポイントを解説!

民法は一番最初に勉強すべき

土地調査家屋士の試験勉強では、民法を一番最初に勉強するべきです。
なぜなら、民法は他の試験範囲にも関わってくるからです。

例えば、択一式試験で大部分を不動産登記法等は民法を実体としています。
そのため、民法を最初に勉強しておくことで、他の出題範囲の理解もスムーズになります。
民法の趣旨を理解しながら、勉強していくことで、しっかりと知識の基礎を固めておくことができますよ。

民法の出題範囲は限られている

民法と聞くと、膨大な出題範囲を想像してしまうかもしれません。
しかし、意外にも土地調査家屋士試験の民法の出題範囲は限られています。

たとえば、過去の民法では総則と物権に加え、相続の範囲からしか出題されていません
そのため、この3つは重点的に勉強してください。
その他の部分も、勉強しておく必要がありますが、時間は限られています。
時間を有効活用するためにも、ぜひ、ポイントを絞って勉強を進めて下さい。

おすすめの教材・過去問集①

民法に関する知識がなく、士業は土地調査家屋士が初めてだ、という場合は、試験の過去問に回答することすら困難です。
そのため、最初に民法に関する一般的な知識を仕入れておく必要があります。
遠回りをするようですが、ここで民法に対する知識の土台を作っておくことが、重要です。

民法を理解するためのテキストとして、おすすめの書籍は「民法がわかった」です。
「民法がわかった」は、民法初心者向けテキストとして愛用者も多い書籍です。

しかし「民法がわかった」は、土地調査家屋士専用のものではありません。
あくまで、民法全般を取り扱っています。
そのため、他の問題集と併用して、試験で出題される範囲を重点的に理解するようにしてください。

おすすめの使い方は「民法がわかった」で、試験の出題範囲を一通り理解した上で、過去問に挑戦します。

そして、わからないところがあれば再び「民法がわかった」を読みます。
このように、過去問と「民法がわかった」を繰り返していけば、民法についての理解が深まると共に、正しい解釈が行えるようになっていきます。
ただし「民法がわかった」は、民法の改正に伴い、改版されることがあります。
購入する場合は、必ず最新版を買うようにしてください。

おすすめの教材・過去問集②

土地調査家屋士試験に対応した教材としては「土地家屋調査士 択一攻略要点整理ノート Ⅰ・Ⅱ[五訂版]」がおすすめです。
こちらは、2冊の中に土地調査家屋士試験の合格に必要な知識が集約されています。

要点整理ノート、というタイトルなのでテキスト教材と思われるかもしれませんが、独自の練習問題もしっかりと掲載されています。
もちろん、民法もしっかりと掲載されています。
そのため、民法の攻略に限らず、土地調査家屋士試験の合格を目指すなら、おすすめの1冊です。

おすすめの教材・過去問集③

「土地家屋調査士 択一過去問マスターⅠ(第10版)」は、民法を含む幅広い過去問を収録している問題集です。

過去問は民法に限らず、昭和50年代にまで遡って掲載されています。
もちろん、昭和50年代の問題をそのまま掲載しているわけではなく、現在の法改正に対応した修正を行っています。

過去問を解くことが、土地調査家屋士試験合格に向けた近道です。
掲載問題数は300問以上なので、ぜひ挑戦してください。

おすすめの教材・過去問集④

民法の基礎を学び、さらに1ステップレベルアップするなら「土地家屋調査士 Top of The 民法 ハイレベル問題集【歩】」がおすすめです。
こちらの問題集は、文字通り土地調査家屋士試験の民法に関するハイレベルな問題だけを掲載しています。

総問題数は128問と、かなりのボリューム。
問題の内容も頻出される物件・担保物件は65問に対して、親族は8問など、メリハリがついています。
民法の基本的な内容は理解した上で、正しい解釈を行えているか、自分の実力を測るためにもおすすめの1冊です。

土地調査家屋士試験対策には民法が重要

民法は土地調査家屋士試験において、難易度の高い設問です。
しかし、難易度が高いからこそ、かえって足切りを避けるための加点になったり、他の受験者に差をつけるポイントになったりすることも。
出題数が少ないからといって、捨て問にするべきではありません。

また、民法を知っておかないと試験に合格した後に、実務として登記手続きもおぼつかないでしょう。
そのため、出題される3問すべてに正解するつもりで、民法に挑んでください。
出題範囲は限られているので、しっかりと過去問を中心に勉強をすれば、攻略できます。

本記事では土地家屋調査士の独占業務であることのメリットについてご紹介します。独占業務であることで開業しやすい・就職に有利・需要が安定しているなどのメリットがあるのです。

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